読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

今日学んだこと

読書感想文とか、勉強した内容とか

読書感想文:史上最強の人生戦略マニュアル

 久しぶりに自己啓発本的な物を読みたいと思っての読み返し

著者より大きな字で訳者の名前があるとか気持ち悪いし、その上訳が???な部分もあったりするけど、内容はいい本です。

英語できるなら原書の方がいいんだろうね。

史上最強の人生戦略マニュアル

史上最強の人生戦略マニュアル

 

プロローグ

米国のセレブ、オプラ・ウィンフリーが訴訟に巻き込まれて、最初は「アーアーキコエナイー」状態だったけど、立ち直って無事勝利しましたという逸話。

「オプラ。私を見るんだ、今すぐ。目を覚ました方がいい、それも今すぐに。これは夢なんかじゃない。現実の出来事なんだ。そんな風に嘆くのはやめて、ゲームに参加した方が身のためだ」
彼女は私の目を見て、これまで力を合わせてきた間、一度も耳にしたことが無い断固とした口調で言った。
「そんなことはさせない」

会話が会話になってませんね。本書、そういうのが散見されますが、大抵訳が糞なだけです。原書だと

"Oprah, look at me, right now. You'd better wake up, girl, and wake up now. It is really happening. You'd better get over it and get in the game, or these good ol' boys are going to hand you your ass on a platter."
She looked me in the eye, and with a resolve I had not heard in all of our previous work together, said, "No they will not"

※good ol' boy ->南部白人男性。裁判吹っかけてきた食肉業者団体を指してる

となってます。「目を覚まさないと、奴らは君にピーしてくるだろうね」の部分がぽろっと抜けてる形です。という訳で、本書を読むと意味不明な所が多々出てくるかと思いますが、あなたの読解力が無い訳ではないということを理解して読み進めるといいかと思います。はい。

第一章 問題がひとりでに解決することは、絶対にない

原題:Get Real

 あなた自身がアクション起こさない限り、問題が解決することなんてないよ。というお話。

「今のやり方でうまくいかないなら、他のやり方検討しようよ」という部分は、当たり前ではあるんだけど、改めて言われると耳が痛い。僕も「あー、何か楽しいことないかなー」とか「あーお金無い。どこかに大金でも落ちてないかなー」というのが口癖だったりするので。つぶやくだけで、何もアクション起こさない。うん、ダメな典型だよね。

そして、以下の部分も耳が痛い。

日常生活の中でも、見るのを拒んだために消えた夢の劇的な例が見つかる。息子は麻薬に手を出してはいないのだと自分自身に信じ込ませ、ついには麻薬の過剰摂取で死んだ息子の遺体と対面する両親。自分が乳ガンだという事実を受け入れず、治療できないほどガンが進行した女性。愚かにも、自分の配偶者は本当はFBI特別捜査官で、週末の夜だけ任務があるのだと信じている夫(妻)。

どの例でも結果は同じだ。問題がひとりでに解決することは絶対にないと言っていい。

 見事に同じ教訓を先日味わった。数年前、奥歯の虫歯の治療中に仕事が急に忙しくなり、歯医者に行けなくなった。気にはしていたものの、痛みは無かったのでずっと放置しつづけていた(神経を抜いていたので、痛みが無かった)。そして先日、意を決して歯医者に行ったところ、もうその歯はダメになっており、インプラントか部分入れ歯、もしくは親知らずからの移植しか手が無いそうだ。見事な後悔先経たずである。悪化することはわかっていたのに、目をそらしつづけた為、ある種最悪の結果になってしまった。

もうちょっと大きな点でも、仕事や生活において、それらを向上させないとと思いつつ、何も手を打たぬまま何年も過ぎている。「なんとかしなきゃな」で終わりがちなので、せめて何かをアウトプットしなければと、ブログを始めて見た。なお、ダイエットよろしく、こういった試みは何度目かわからないので、今度こそどうにかして続けようと思ってるしだいです。はい。

第二章 本当に生きるということ

原題:You eather get it, or you don't

何かがうまくいってないってことは、やり方が間違ってるんだよ。今までこうやってきたからとか、知ったかぶりとかはやめて、ちゃんと学ぼうぜ。 というお話。

この章では人の行動特性について具体的に記している。

  1. すべての人が一番恐れるのは、「拒絶される」ことである
  2. すべての人が一番必要としているのは、「受け入れられる」ことである
  3. 人を動かすには、相手の自尊心を傷つけない、もしくは、くすぐるようなやり方をとらなければならない
  4. 人は皆ー例外なしにーどんな状況にさしかかっても、「自分はどうなるのだろう?」という不安を、少なくともある程度は抱く
  5. 人は皆ー例外なしにー自分にとって個人的に大事なことを話したがる
  6. 人は、自分が理解できることだけに耳を傾け、自分の中に取り入れる
  7. 人は、自分に好意を持っている人を好み、信じて頼る
  8. 人はしばしば、はっきりとした理由も無く行動する
  9. 上流階級の人の中にも、料簡の狭いつまらない人間がいる
  10. すべての人にはー例外なしにー「外面」がある。あなたは、その仮面の向こうにあるものを見なくてはならない

 この章だけ見ると、「で?これからどう教訓を得て、どんなアクション取ればいいの?」となるが、後の章への繋ぎだったりする。「これらの法則を知識の礎にしよう」と本章の終わりが結ばれているように。

なお、ポイントとなってくるのが、他人に対してもそうだけど、自分自身もこういう特性があるってことを忘れずにね という点。いかにしてこういう特性を押さえて(もしくは生かして)イケてる方に進んでいくのか とつながっていく。

第三章 自分の選択と態度に焦点をあてる

原題:You create your own experience

仕事が気に入らないなら、それはあなたの責任だ。関係が行き詰まったなら、 それもあなたの責任だ。太りすぎているのも、異性を信じられないのも、幸せでないのも、すべてあなたの責任だ。

〜中略〜

もし責任を認めなければ、自分が抱えている、それこそあらゆる問題に対して、間違った診断を下してしまうだろう。間違った診断を下せば、処置を誤る。処置を謝れば、状況は改善しない。簡単なことだ。

自分の行動・選択が今の自分の状況を作っているということを認め、なぜこれではダメか、どうすれば良いのか を自分に問うようにしていかないとね。という話。

見てみぬふりするんじゃないよ、アクション起こさなきゃ。で、そのアクションの対象って自分自身だよ。「あいつさえいなければ・・・」じゃなくて、あいつに○○されない為にはとか、あいつに○○するにはと、自分に対して取れるアクションってあるよね と。

責任回避として他人のせいにしてぶーぶー言ったところで、何も状況は改善しない。

責任があるということには、良い面と悪い面の両方があると思う。悪い面は、あなたの重荷になることだ。良い面は、あなたには選ぶことができるということだ。

つまり、変えられる部分に焦点当てれば、問題は変えられる、ということ。7つの習慣の影響の輪、関心の輪の話を思い出した。

あなたは、過去の誤った選択を振り返り、自分が妥協してよどんだ生活を送っていることを認識し、夢がむしばまれ、腐っていくのをじっと見つめている。数週間、数ヶ月、数年が過ぎ、こう問いかける声に悩まされる。

今風に言うと、と思いつつちょっと古いけど「いつやるの?今でしょ!それも正しく!」と言ったところか。

たぶん、誰しもうっすらとはわかっていること。でも、行動に移せない。僕もそう。変えなきゃと思いつつ、ベッドでゴロゴロし、勉強しようと思いつつ艦これポチポチし、仕事が嫌だと思いつつ、レジュメを書くのが面倒とリクナビに基本情報を登録しただけで終わってる。聡明な人はすぐにアクションが起こせるんだろうけど、僕みたいな人間にはなかなか難しい。そんなとき、こういった「このままだと今以上に悲惨なことになるぞ」という脅しは大変ありがたい。少なくとも一瞬はアクションに向かっていく。なかなか継続できないんだけど、やらないよりマシというか。

第四章 「見返り」が行動を支配している

原題:People do what works

 本当はしたくもないことに膨大な時間を費やす。

毎晩「ゴロゴロ」して、じっとテレビを見たりせずに、運動や読書をしたり、妻や子供と一緒に過ごしたりしたいーーでも、テレビに張り付いている。そのうえ、こうしたことを何度も何度も繰り返す。

 はい、すごく耳が痛い話です。なんでこういう不合理な行動を取っちゃうんだろうね、という話。

あるレベルではそれでうまくいっていると感じているからだ。「うまくいっている」というのは、望ましくない行為に見えても、その行為から何かの見返りを得ているということだ。

この見返りを特定して、断ち切らないと、行動を変えることはできないよね という話。

本来、この話だけで本が1冊できてしまう。もっと深く掘り下げたいという場合は、別の本を読んでみてもいいかもしれない。ただし、僕みたいに、読んだだけで終わらせるとなにも変わらないので、読み返して反芻し、生活に取り入れないと何も変わらないのは当たり前だけど注意しないといけない。

スイッチ!

スイッチ!

 
スタンフォードの自分を変える教室

スタンフォードの自分を変える教室

 

 いろいろと複雑なケースも紹介されているが、大抵の場合は以下の2つに集約されると思う

  • 今まで通りという安心感。変化は不安。
  • 後でたくさん貰えるよりも、いま小さなものを貰いたい。

僕の場合、前者は勉強をしない理由として当てはまっている。勉強始めると、当然ながらわからない部分が出てくる。わからないとイライラし、苦痛となる。そんなイライラを味わう位なら、今まで通り艦これポチポチしてた方がいいじゃない と。実際、勉強しようかなと思うと、形容しがたい不安に襲われるのよね。そこでめげちゃうことが多い。

後者については、早寝早起きなんかが典型。寝ないと起きれなくなるとわかっているけど、ちょっとネットサーフィンしたい。早く起きないとと思いつつ、あと5分とギリギリまで寝てしまう。

この見返りを前にして、あとは断ち切れるか。「やらなきゃなーでもやりたくないなー」という思いを、「勉強しないことで、イライラしないという見返りを得ることができる。ただ、お前の求めているものを捨ててまで欲しい見返りか?」と自分に問うことによって、改善させていくことになる。

僕も、本の内容をこうやってまとめるよりは、ゲームの中で銃を乱射してる方がよっぽど楽しいかもしれない。だけど、「何か変えていかないといけないよね。アウトプット出していく必要あるよね?」と、自分に発破かけてる次第です。

第五章 問題は、あなたが認めるまで悪化していく

原題:You can't change what you don't acknowledge

自分が認めていないことは変えられない。「あーあー聞こえないー」と耳を塞いでも事態は悪化していくだけ。

 時が経つにつれて問題がいい方向に向かう、ということはない。自分が認めていないことは変えられない。そして、あなたが認めていないことは、あなたがそれを認めるまで悪化していくだけだろう。

 世の中にクソゲーと呼ばれるものが送り出されるプロセスも、きっとこんな感じだよね。みんな「これ、絶対につまらないよな・・・」と思ってる。でも言い出せない。今更言って、何を変えれる?薄々わかってながら、そのまま進めてしまう。このまま行ったら絶対悲惨だ。そのまま最後まで突き進み、生み出される悲惨な結果。

ただ、まともな会社であれば「問題は早期に発見して対策した方が、コストは安い」という感覚があると思ってる。対策しないにしろ、リスクという形で、どうしたら爆発し、その影響はどんなものというのが管理されていると思う。(少なくとも僕は、仕事に対してそう思っている)

だけど、それが自分自身に当てはめられるかというと、できていない。明日テストだとわかっていても、現実逃避に走ってしまう。

あなたに認めて欲しいのは、どんなことか?それは、あなたの人生の中でうまくいっていないすべてのことだ。自己、結婚や仕事、態度、怒りや抑うつや恐怖ーーうまくいってないことなら、どんなことでも認めて欲しい。

これまで言ってきたように、自分がしていることは正しいと、あなたが一抹の疑念も抱かず、100パーセント確信していようと、関係ない。うまくいっていなければ、変えるだけのことだ。

 仕事に対しては課題管理、リスク管理をしている。だけど人生に対してはどうだ?リストアップされているだろうか?少なくとも僕はしていない。この文章を書き上げた後、リストアップしてみようと思う。見たくないリストだけど、それを前にしないと、また何も変わらないと思うので。

第六章 違うことを「する」

原題:Life rewards action

意図するところがよくても、行動をともなわなければ、何にもならない 

「するつもり」ってのは何の役にも立たないよね、というお話。

こういった本を読んでも何ら変化が起きないのは、行動してないから。あたりまえだけど難しい話。

僕は割と本を読むけど、一度読んで「ふーん」で終わりがち。そして、終わらせないようにと、本棚の本読み返しキャンペーンをしていて、その第一弾がこの本だったりするんだけど。

そういえば、夢をかなえるぞうに、こんな下りがあった

夢をかなえるゾウ 文庫版

夢をかなえるゾウ 文庫版

 

 まだ何も苦労してへんのに、成功するかもしれへんていう『高揚感』を前借りして気持ちようなってもうてんねや。でもそのうち、そんな簡単に成功でけへんいう現実にぶちあたる。そんとき『先に気分良くなってたんやから、その分返してもらいましょ』て返済をせまられて、ヘコむことになるわな。これを繰り返すことで、どんどんやる気がのうなってく

〜中略〜

もし自分が変われるとしたら、行動して、経験した時や。そん時だけやで

 当時心に響いた一文だが、行動を起こせてない自分がなんとも情けない。

本書でも同様に

違うことを「する」ようになるまで、人生は何も変わらないだろう。あなたがたぶん、自分に問いかけなければならない質問は、「今しないなら、いつするのか?」という質問だろう。 

〜中略〜

引き金を引け。知識を得るだけで終わらずに、これまでとは違う何かをするのだ。

 とある。本を読んだあとは「やってやる」と思っても、なかなか実行に移せない。たいてい「何やろうかな。どうやろうかな」と夢想してるうちに、忘れてしまっている。

僕は、大抵ちょっとのインプットと、アウトプットが全くない状態で終わっているので、 アウトプットの場に、このブログがなればいいなと思ってたりします。

以下の文は、抜き出して壁に貼っても良いかもと思えるくらい心を抉られました

新たな試みや追求に乗り出すのをあなたがイヤがるのには、本当に正当な理由があるのだろうか?それとも、理由のない恐怖に突き動かされて、足がすくんでいるだけなのだろうか。こう考えてほしい。新しいことを試みてもっと多くを求めた結果、 失敗したり拒絶されたりする可能性は、最終的には自分で処理できるものだが、恐怖心は漠然としていてとらえにくく、闘うことが難しい。恐怖と戦うのは、霧を袋に入れようとするようなものだ。恐怖も霧もつかみ所がない。恐怖に屈するのは、恐れていた結果に苦しむよりもたちが悪い。心配したりびくびくしたりするのは正常なことだが、恐怖に支配されてはだめだ。

〜中略〜

「つまずくことがあるだろう」

それはわかっているし、それに対処するつもりだ

「あなたは成功しないかもしれない」

すぐには成功しないかもしれないが、最後までがんばるつもりだ。試みて失敗しても、私の値打ちが減るわけではない

「人々に拒絶されるだろう」

一度の試みで望むものが手に入るとはかぎらない。けれども、望むものが手に入るまで、求め続ければ、最後には報われるだろう

「あなたは失敗するだろう」

私が失敗するとすれば、それは問題にぶつかって、あきらめた場合だけだ

「あなたは本当にそれだけの価値と能力があるのか?」

ある。とにかく、行動するのだから、それだけの価値と能力があるのだと思う

 本当に継続するのが難しい問題。少なくとも僕にとっては本当に難しい。いいかげんもういいおっさんなので、本腰入れないといけない問題です。

第七章 過去の出来事を言い訳にしない

原題:There is no reality; only perception

人生に何が起きようと、その出来事をどう解釈するかは自分次第である、という現実を受け入れることに他ならない。状況が持つ意味や価値は、実際には、あなたがその状況に持たせた意味や価値でしかないのだ。

「いい大学出てないから成功なんてできない」「もう◯◯歳だから遅すぎる」「いままで成功したことなんて無いし」といった、ネガティブな決めつけしてない?それホント??ただの固定観念じゃないの? というお話

僕はあまりこういう考えを持ってない気がする。自分を自分でやればできる子と思っているイタい人な節があるので(実際に行動を起こせてないあたり、厨二病的な感じだけど)。

ただ、考え方として「お前の感じているそのハードルは果たして本物か?ハードルになっているのか?」という考え方は取り入れようと思った。

 第八章 今すぐに人生計画を立てる

原題:Life is managed; It is not cured

人生を変えるためには、自分を変える必要がある。人生を本当に管理するということは、流れに身をまかせて生きるのをやめ、計画的に生きることである。

〜中略〜

あとで今日中に取り掛かるのでもいけない。

〜中略〜

あなたが管理している人生は、あなた自身のものだ。あなたが管理している人生の感情面、社会面、精神面、身体面ーーこれらはすべてあなた自身のものだ。

目的を持って管理しよう。知識を持って管理しよう。どんな選択をするかで、あなたの心の状態が決まる。目的と知識を持って選択すれば、あなたは望むものを手に入れられるだろう。

今までの章で話されてきた話を、ちゃんと自分自身に適用しましょうね、というお話。

本書を読み進めてきて、ふーんでおわるのではなく、自分自身を管理者として扱い、自分を律してより良い方にすすめるように頑張りましょうね と。

言ってることは六章の「実行する」ことが大事だよねと変わってないが、あえて(実行するぜと言っても簡単にできないのが人間だし)「実行する」管理者となって(挫折しやすい)行動を律していこうぜ と言っているのかなと思っている。

そりゃ、簡単に意思を貫けたら、世の中にこんなに自己啓発本が溢れているわけもないしね。いかに心に強く刻むかっていうのは重要だと思っている。

第九章 見返りを断つ 

原題:We teach people how to treat us

ここで言っている見返りを断つ対象は、自分ではなく相手に対して。

お菓子買ってと泣き叫ぶ子供にお菓子買ってあげたら、子供は泣き叫べは得できると判断するよ という話。あなたが不当な扱いを受けているのであれば、その不当さを受け入れてることが相手の利益なのであって、そこを改善しないといけないよ というお話である。

もし相手があなたに対して、分別のある正しい扱いをする気がないなら、言ってやるのだ。「あなたのやり方を変えて。そうしないなら私は出て行く」と。

〜中略〜

あなたにできる最悪のことは、変化を起こすと息巻いたあげく、結局もとの慣れ親しんだ破滅的なパターンに戻ることだ。

本書に不満があるとすれば、その具体的な手段が記されていないことだ。簡単にとまでは言わないけど、悩みに悩んで決断して、行動して、それでも変えられない事なんて日常茶飯事だろう。言い方は悪いかもしれないが、(映画版でない)のび太の一念発起なんて、ジャイアンのげんこつひとつで無に返されてしまう。

大人であれば、極端な話、(多大な労力が必要だけど)職場なり環境を変えることができる。ただ、それは対処療法なだけで、根本解決にはなっていない。パワーバランスによる強要なんて、どの会社にも大なり小なりあると思う。じゃぁ自営か?というと、もう話の論点がわからなくなってくる。

この考え方自体はすごく有用だと思う。念頭に置く事で、不利な立場を逃れる機会は確実に上がると思う。ただ、それだけで解決するほど世の中は甘くなくて、周りを巻き込むだとか、何か別の手段も必要なのかなと思っている。普遍的な法則とは言えず、ケースバイケースなものになると思うけど。

第一〇章 憎しみはあなたの心を変えてしまう

原題:There is power in forgiveness

誰かに傷つけられるより悪いことが一つある。それは、傷つけられたあとも、その痛みを引きずることだ。

古今東西いろいろなところで言われている話ではないだろうか。名著と呼ばれるものから、それこそジャンプの漫画の中とかでも。

怒りや憎しみって人を支配しちゃうよね。でも、それに囚われるのってダメだよね という話。

本文中では虐待を受けていた人の話など、それこそ想像を絶する困難から立ち直った人の話が出てくる。

文中ではメデタシメデタシなんだけど、これには絶対に時間が必要だと思っている。本当に受け入れられない何かに晒された時、人はそれを頭がよぎるだけで発狂しそうになるし、別のことを考えようとしてもそのことが頭をよぎり、胸をかきむしりたくなるような気になる。少なくとも僕はそうだった。

感情を簡単にコントロールできれば、世の中に「失恋から立ち直る方法」なんて文章が溢れてるはずがない。負の感情は、やはりどうしてもコントロールできないのが難しいところだと思う。

僕は、挫折を何度も味わっているので、「頭から離れないのはしょうがない。でも、できるだけ考えない。そうすれば、時間と共に穏やかになっていく。今までもそうだったから大丈夫」と言い聞かせることにしている。

ネガティブな感情はその元凶のインパクトに比例して、なかなか穏やかな気持ちを取り戻すことはできない。ただ、それに支配されるのは不幸というのは真理なので、徐々に穏やかな方に持って行こうという心構えは、どんなに怒りや憎しみにかられている最中でも持っておく必要があるのかなと思っている。

第一一章 あなたのゴールラインはどこか?

原題:You have to name it to claim it

自分が求めるものをよく知っておかなければならないと私は言っているが、これは、いろんな条件をつけて、さまざまな角度から自分の求めるものを説明できなければならないということだ。

〜中略〜

  1. 何が望みか?
  2. そのためには何をしなければならないか?
  3. 望みが叶ったら、どんな気分になるか?
  4. ということは、本当の望みは何か?(質問3で述べたこと)
  5. そのためには何をしなければならないか?
  6. 望みが叶ったら、どんな気分になるか?
  7. ということは、本当の望みは何か?(質問6で述べたこと)

自分が本当に望んでいるものはなんなのか、ちゃんと考察しましょ というお話。

幸せになりたいではなく、お金持ちになりたい。お金持ちになりたいではなく、お金持ちになって生活に余裕を持ちたい。生活に余裕を持ちたいではなく、家族との時間を大切にしたい。 みたいな感じで掘り下げていくと、最初に思ってたのとは違う、本質的なもの(抽象的なものではなく、具体的なもの)に行き着くから、ちゃんと掘り下げようね と。

そこを見誤ると、間違った地図で旅するがよろしく、求めていたものとは違った終着点に着くと警告している。

僕の目下の望みは「仕事したくないでござる」。これに尽きる。

一番短絡的な答えは、仕事を辞める である。

ただ、これを掘り下げて、「なんで仕事したくない?」と考えると

  • 夜遅くまで働いて、朝起きるのが辛い
  • 事務作業の様な作業ばかり。ただし、アドホックに予定を狂わす割り込みには事欠かない。辛い
  • シニアネジメントになるか年取っても若者ばりのハードワークで潰れるか、な外資系会社で、この先生き残れる見込みは限りなく低い

こう考えると、ただ嫌じゃーと辞めるよりも、

  • 睡眠時間をちゃんと確保したい
  • 仕事を楽しくしたい
  • 5年後、10年後が見通せる様にしておきたい

と一段下げて考えることができる。仕事を楽しくしたいとか、もう2段ぐらい落とせそうだけど。そして、掘り下がっている方が、手を打ちやすく、複数の案を出しやすいのは言うまでもない。

意識して考えないと、漠然と「◯◯嫌だ」「××したい」となりがちなので、注意しようと思う。

第一二章 ガイドつき人生の旅

原題:A guided tour of your life

前にも言ったが、問題が何かわかれば、半分解決したようなものである。何が問題なのかわかるまでは、本当のところ解決に向けて前進はできない。同じことが、人生戦略を立てる際にも当てはまる。私たちがまずしなければならないのは、あなたの人生を「診断」することだ。

〜中略〜

人生を診断し、管理するもっとも有効な方法は、範囲を狭めて行うことだ。人生の分野には一部重複するものもあれば、一つで独立しているものもあるが、人生は各分野を調べる必要がある。人生を評価するときには、最低でも次のような分野に分けて行うといいだろう。 

  • 個人面
  • 仕事面
  • 対人関係面
  • 家庭面
  • 精神面

一部日本語になっていないが、原文ママである。例の訳が残念な部分だと思って諦めるしかない。「人生は各分野を調べる必要がある。」の部分は原文で「but your life needs to be looked at in terms of its separate strands.」である。独立してたり重なってたりするけど、別の要素として考えると良い といったところか

話は逸れたが、特定のムキーと感じているものや、熱望しているものだけでなく、人生360度ケアしていきましょうね。ただし優先順位つけて というお話。

自分自身を分析するためのマトリクスや、質問リストが列挙されている。そうやって本との対話形式で自分を掘り下げていきましょうという試み。そして、それをどうさばいていくかという話が、次章に繋がっていく。

第一三章 目標設定の七つのステップ

原題:The seven-step strategy

  1. 具体的な出来事や行動のかたちで自分の目標を表現する
  2. 達成度を測れるようなかたちで目標を表現する
  3. 目標に期限を設けよう
  4. コントロールできる目標を選ぶ
  5. 目標達成につながる戦略を立てる
  6. 段階的な目標を定める
  7. 目標達成までの進捗状況に責任を持とう

いわゆる、目標設定はSMARTであるべきだよね というお話。

特徴的なのは5の目標達成につながる戦略を立てる だろうか。

本に出てくる具体例とは違うが、「◯◯の勉強をする」という目標に対して、「いつもテレビを見てダラダラしがちなので、テレビを叩き割る」という戦略を立てる というのがわかりやすい例になるだろうか。

やる気のでない時に確実に前進するには、やる気がわかない時でも努力を続けられる堅実な戦略を立てるしかない。

これは全くもってその通りである。目標を諦める一番の原因は、いつの間にか前進することをやめてしまうことにあると思う。ゆめをかなえるゾウにも「借金しちまえば、もうやるしか無くなるぜ」みたいな話があったのを思い出す。さすがにそれは極端にせよ、どうしたら続けられるのかを前もって考えておくというのは重要だし、少なくとも僕はそういう考え方をしてきてなかったので、参考になった。

第一四章 自分の公式を見つけよう

 原題:Finding your formula

あなたは失敗につながった態度や行動に特別の注意を払い、自分の選択肢から抹消する必要がある。人々がうまくいかない態度や行動にこだわり続けるのには、いつも驚かされる。人々は、頑固に同じ行動を取り続け、壁に何度も何度も頭をぶつけ、結局いつもの骨折り損のくたびれもうけになっていることに、気づいていないように見える。

〜中略〜

例えば、ことのほかうまくいっている関係があるなら、腰を据えてその理由をじっくり考える価値はある。

ネガティブな面も、ポジティブな面も、どちらも受け入れて分析し、自分の勝ちパターンを築いていきましょうね というお話。

こういう振り返ったり、立ち止まって自分の立ち位置確認するのは大事だけど、なかなかやらない。よく聞く話ではあるけど、これを最後の章に持ってきたのはなるほどなと思った。ここまで言ってきたんだから、わかるよね とのメッセージが伝わってくる。

そして、最後に成功者が必ず持っている10の要素 という話と、ちょっとしたエピローグで本書は終わる。この感想文も、最後はその10の要素を列挙し締めたいと思う。

  • ビジョン
  • 戦略
  • 情熱
  • 真実
  • 柔軟性
  • リスク
  • 人の輪
  • 行動
  • 優先順位
  • 自己管理
史上最強の人生戦略マニュアル

史上最強の人生戦略マニュアル