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今日学んだこと

読書感想文とか、勉強した内容とか

「ヒエログリフを書こう!」という本がめちゃくちゃ面白かったので紹介したい

翔泳社の本がKindleでセール中ということで、色々買い漁ったのですが、その中でダントツに面白かったというか、今年買ってよかった本暫定第一位な感じなので紹介してみたいと思います。

ヒエログリフを書こう!

ヒエログリフを書こう!

先に感想を短く述べると

「面白い」と言ってますが、本当に面白いです。

勉強になるとかためになるとか、ヒエログリフが読めるようになったとか、言語学を学べたとか、そういう読み方ができる人もいるかもしれませんが、僕は純粋に面白かったです。

「あ、知的好奇心が満たされるっていう感覚って久しぶりだなぁ」と、プログラマらしからぬ感想です。

カジュアルに読めて、読んでて疲れてこないというのも好印象です。

のっけから面白い

技術書を読むときにありがちなんですが、序盤で難しい言葉に辟易して読み進めることを嫌になるということが僕はよくあります。

しかしこの本はどうでしょう。「あ、肩の力抜いて読んでいいんだ」と安心させてくれます。

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気楽に読んでね。ちょっとでも興味を持ってくれたら嬉しいな。楽しいと思ってくれたら嬉しいな。

そんな思いが伝わって来る序文です。

学術書としてというよりは、ひとつの読み物として気楽に読み進めていくことができます。

文字そのものが楽しい

文章ではなく、文字そのものに物語を感じれるというのは純粋に楽しいです。説明があるものについてはなるほどーと感心するものばかり。

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ここでは異国人または敵をあらわす文字ですが、人の絵にヒゲがついていたらどうなるかとか、筆記具をあらわす文字がパレットと葦の筆とインクの組み合わせだとか、文字そのもの、その絵の意味というか込められた思いが楽しいです。

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短い解説であっても、「あ、それ葦だったん・・・?」とか「よく考古学者はその鳥がハゲワシだと理解できたなw」と面白い。ツノヨコバイクサリヘビとか、どんだけ生活の中で見かけるものだったのか知りませんが、種としての蛇じゃだめだったの!?とツッコミ入れながら読むと面白いです。

ちゃんと文法の勉強にもなって面白い

まさかヒエログリフが解読できるようになってやろうとは思いませんが、目にした際に学んだからこそわかることがあればほくそ笑むことができるでしょう。

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例えば文字は上下左右どこから読めばいいのか。僕はこの本を読むまで知りませんでした。

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例えば人の名前はどういう風にあらわすのか。僕はこの本を読むまで知りませんでした。

その他、決定詞というもの(単語の最後にスズメが出てくると「不吉な」とか「悪い」とかいったネガティブな意味になる!スズメ可愛いのに!)、数字の表し方と◯個・◯人といった表し方、などなどといった、ちょっとした豆知識としてつかえるものが満載で面白いです。

解読の歴史が面白い

世界史でロゼッタストーンが出てくるのは中学時代か高校時代か忘れましたが、学校でやったと記憶しています。また、大英博物館でも本物を見てレプリカに触れたことを覚えてます。

僕の中にある本を読む前の知識では「ヒエログリフなかなか解読できなかったけどロゼッタストーンに他の言語と合わせて同一文章の記載があったから解読できるようになった」といったあっさりしたものでした。

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最初にヒエログリフという言語を学んだ後だと理解出来る歴史が面白い。例えば上の引用で

残念なことに、ヤングは早急に次のような結論に飛びつきます。象形文字のいくつかは「表音文字」だが、外国語の名称など、古代エジプト語では簡単に表記できない特殊な単語のみに使われている。

となっている部分については、実際にヒエログリフ古代エジプト語)を学んで初めてなるほどなーと思える部分でしょう。

こういった歴史的なお話も大変面白いですし、何より前に学んだ(といっても流し読みレベルでOKな)もので次の章の理解が進むというのは、知的好奇心が満たされるという言葉そのものです。面白い。

実際のヒエログリフが面白い

言われてみればそうなんですが、こういうやつもヒエログリフなんですよね。

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僕は最初石板に掘られたような、質素な無色の文字を想定して読んでました。だから、なんで本に色ついてるのかな・・・?と思ってましたがこれらを見て納得です。

あ、こういうやつもヒエログリフだったのね・・・と。

そしてこれを見て、「あ、ここ名前だ!」とか「内容わからんけどこういう順序で読むんだねー」とか色々気づきがあって面白いです。

僕がエジプトに旅行行くかと言われたらまぁまず無いでしょうが、こういったヒエログリフに焦点を置いた観光ガイドというのも面白いです。

欲しくなってきません?

Amazonのレビューも高評価なものばかりです。

そして僕も勢いでブログ書いちゃうくらいに買ってよかったなぁと思えた本です。

何よりKindle版ならいまなら半額!

僕はKindle版で買いましたが、書籍の本も買おうと思ってます。ぜひ本棚の一員に加えたい(友人がぽちったので、一応中身見させてもらってから)。

そんな感じで、オススメ本の紹介でした!

出典

ヒエログリフを書こう!

ヒエログリフを書こう!

出版社: 翔泳社 (2000/5/31)

ISBN-10: 488135888X

監修:吉村 作治

原著:フィリップ アーダ

翻訳:林 啓恵