今日学んだこと

読書感想文とか、勉強した内容とか

クラシックを聴いてみよう:バロック音楽 ヘンデル編

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最近ずっとシステム関係の勉強というか記事が続いていたので、今回はちょっと趣向を変えてクラシック音楽です。


G.F.Haendel - Water Music - YouTube

お前クラシックの趣味なんてあったの?

いえ・・・CDは結構持ってたりするんですが、ホント持ってるだけでした。最近ちょっと疲れが溜まってるところもあって、何か癒しがないかなーと本棚兼CDラックを見てたらふと目に止まってこれだ!と

クラシックの基礎知識

Wikipediaさんによると

古代西洋音楽:古代西洋音楽は6世紀以前の西洋音楽である。記録が乏しく実態は推測の域を出ない。
中世西洋音楽:中世西洋音楽は、6世紀頃から15世紀にかけての音楽の総称である。9世紀頃にグレゴリオ聖歌がネウマ譜で記録されるようになった。
ルネサンス期の音楽:ルネサンス音楽は、ヨーロッパにおける15世紀から16世紀のルネサンス期の音楽の総称である。
バロック音楽バロック音楽は、ヨーロッパにおける17世紀初頭から18世紀半ばまでの音楽の総称である。
古典派音楽バロック音楽は1750年代以後に古典派音楽の潮流に取って代わられる。
ロマン派音楽:ほぼ19世紀のヨーロッパを中心とする音楽。
近代・現代音楽:西洋クラシック音楽の流れにある20世紀以降の音楽

音楽史 - Wikipedia

なんて分類があります。この中で、今でも一般に馴染みのある作曲家が出てくるのがバロックあたりから。今回紹介しようと思っているヘンデルを始め、バッハやビヴァルディなんかもこの時期の人になります。

僕もあまりクラシックを聴く人ではなかったりするのですが、「聴いてみよう」と思った人が何を手に取るかという指針の一つとして、過去から追ってみるというのは楽しいかもしれません。

クラシックには、まずその時代の背景があり、そして作曲家の背景があり、そして生み出された曲があるのかなと思っています。

時代を追いながら鑑賞することによって、理解が深まるといいなぁなんて思ってます。

バロックってどんな時代?

こちらもまたWikipediaさんによると

バロックの萌芽となる着想はミケランジェロの仕事に見出される。バロック様式は1580年頃に始まった。
(大抵はプロテスタントの)美術史家は伝統的に、バロック様式が新しい科学と新しい信仰の形――宗教改革――を生んださまざまな文化的運動にカトリック教会が抵抗していた時代に発展したという事実を強調している。建造物におけるバロック教皇が、絶対王政がそうしたように、その威信を回復できるような表現手段を命じることでカトリックの対抗宗教改革の端緒の象徴となるほどまでに道具として使った様式であったと言われている

とあります。歴史も疎い私ですが、つまりはキリスト教万歳な時期の音楽ですね(ヨーロッパはずっとそう?)

また、私でも名前の聞いたことがあるルイ14世なんかが活躍(?)していた時代でもあり、貴族万歳な時代でもあります。王族貴族協会万歳なので、彼らがスポンサーとなり、くらい曲よりはきらびやかな音楽が多い感じです。

音楽的には、いわゆるバイオリンだけで2桁人いるようなオーケストラ形式ではなく、少人数編成の室内楽っぽい曲が多いのかなと思っています。

音楽とは切っても切れないオペラもこの時期に生まれ、バイオリンやピアノ(の原型のチェンバロ(ハープシコードとも))もこの時期に登場しています。

協奏曲やシンフォニアなど数多くの音楽形式がこの時代に生まれ、ソナタカンタータ、オラトリオのような形式が栄えた。また、モノディを作り出し、古代ギリシアの演劇芸術を再生しようと試みていたフィレンツェの音楽集団カメラータの実験からオペラが生まれた。

 とオペラもこの時期に生まれた感じになりますね。

ヘンデルさんってどんな人?

イギリス至上最大の作曲家はビートルズと揶揄されるほど音楽的に恵まれていなかったイギリス。そんな中の例外がヘンデルさん。

生まれはドイツですが、イタリアで音楽を学び、イギリスはロンドンに移住。死ぬまでロンドンで生活し、数々の曲を作り上げた人です。

時代が投機ブームで、株なんかにも手を出して生涯で色々と乱高下あったようです。メサイヤが大当たりし、もちろん音楽でも多額のお金を稼いだとのこと(ただ、楽譜の出版社の方が儲けたことを知ってブチ切れたなんて逸話も残ってたり)

性格的には、割と情熱的な感じの人のようで、当時歌手が一番偉い感じのオペラにおいて、「作曲家の方が偉いんじゃ、歌い手がなんぼのもんじゃ!」と窓がから放り投げようとしたなんて話も。

なお、このヘンデルさんは、バッハの目を潰したヤブ医者の世話になっており、同じく目を潰されてしまったかわいそうな人でもあります・・・

冒頭で紹介したWater Music(水上の音楽)

テムズ川で王侯たちが、着飾り船を浮かべて遊ぶなんていう貴族らしい遊びが流行っていたこの時代。なんと船の上でも音楽を楽しんでおり、そのために作曲されたのがこの水上の音楽です。

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絵を見る限り、同乗していたわけじゃなくてほとりで演奏されたんですかね?

優雅なひと時を彩るための音楽〜というわけではなく、鑑賞するための音楽って感じですね。当時の貴族が好きそうな感じがします。バロック時代特有の低音が気持ち良く、管楽器が華やかです。弦楽器のフェーズもいかにもクラシックって感じで良い感じ。

 

そんなわけで、本日はヘンデルの紹介でした。

ヘンデル:水上の音楽/王宮の花火の音楽

ヘンデル:水上の音楽/王宮の花火の音楽

 

  僕が持っているのはPHILIPS版ですが、内容は多分同じ

そして、参考にしたのはこの本です。

CDで聴く 一冊でわかるクラシック音楽ガイド

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